体内時計をご存じでしょうか?
もちろん、体内に目覚まし時計が、
内蔵されている訳ではありません。
厚生労働省曰く
概日リズム(サーカディアンリズム)を形成するための24時間周期のリズム信号を発振する機構。生物時計とも呼ばれる。脳内の視床下部の視交叉上核に存在する。
生物は地球の自転による24時間周期の昼夜変化に同調して、ほぼ1日の周期で体内環境を積極的に変化させる機能を持っています。人間においても体温やホルモン分泌などからだの基本的な機能は約24時間のリズムを示すことがわかっています。この約24時間周期のリズムは概日リズム(サーカディアンリズム)と呼ばれます。
との事です。
ただ、これだと少し分かりにくいので、
もう少し、簡単に解説します。
目次
体内時計とは何か?
人間の体には、地球の1日と同じぐらいの
長さの体内時計が設定されています。
個人差はありますが、大体の人は
24時間10分から25時間ぐらいだそうです。
私たちの体は、この体内時計に
従って動いているんですよね。
- 血圧
- 免疫
- ホルモン
- 自律神経、
など、あらゆる体の変化が
体内時計によって調整されています。
人間の活動の根幹だと
言っても、過言ではありません。
これが、ズレてしまうとどうなるのか?
- うつ病
- 食欲不振
- やる気の減退
といった肉体や精神の不具合が、
大量に発生してしまうんですよね。
免疫力も大幅に低下しますし、
アレルギーも発症しやすくなります。
何一つ良い事が無いんですよね。
なので、私たちは常に、体内時計を
正しく合わせる必要があります。
体内時計を元に戻す方法
朝起きたら、カーテンを開けて
5分間日光を浴びてください。
つまり、日向ぼっこです。
簡単ですよね。
本当は、30分ほど浴び続ける方が
健康には良いと言われています。
しかし、多くの人はそんな事をしている
時間は無いと思うので、5分で構いません。
とにかく朝起きたら、すぐに
日光を浴びる事が重要です。
体内時計を戻す時間が、遅くなれば
なるほど、リセットされるのが
遅れてしまうからです。
体内時計のずれが最大限になった
状態が、いわゆる「昼夜逆転」です。
朝日を浴びるその他のメリット
①早寝早起きが楽になる
人間は朝日を浴びてから、約15時間後に、
「メラトニン」が分泌されます。
簡単に言うと
眠気を生じさせる物質
の事です。
つまり、寝つきが、
とても良くなるんですね。
人によりますが、不眠症も
改善される可能性が高いです。
深い睡眠も取れる様になるので、
疲れも取れ、起きるのも楽になります。
②セロトニンが分泌される
別名「幸せホルモン」とも
呼ばれている物質です。
- 肥満改善
- ストレスの防止
- 疲れにくくなる
- 姿勢が良くなる
- 集中力が上がる
- 頭の回転が速くなる
など、様々なメリットがあります。
逆にですね、これが不足すると
うつなどの精神病になってしまいます。
それ程、重要なホルモンなんですよね。
日向ぼっこをしている
だけで、十分量分泌されます。
ぜひ、やってみてください。
雨の日はどうするのか?
何も問題ありません。
そういう日でも十分効果は得られるので、
気にせず、窓際でぼーっとしてください。
台風〇○号が直撃して暴風雨が
……というので無い限り、
大丈夫だと思います。