とろっとした、甘いメープルシロップ。
- 肉や魚
- ワッフル
- ホットケーキ
などで使われていますよね。
スーパーなどに、安値で売られています。
しかし、そのメープルシロップは
本物では無いんですよね。
本来、メープルシロップは、
希少な自然甘味料です。
なので、本来は手ごろな価格で、
購入出来るような物では無いんですよね。
あなたが普段食べているのは、体に悪い
「メープル風シロップ」なのです。
目次
安いメープルシロップの真実
先程お伝えした様に、
スーパーなどで売られているのは
- メープル風シロップ
なんですよね。
ガムシロップをベースにして、様々な
添加物で味を付けているだけです。
香りですら、香料で作られています。
もはや「化学物質シロップ」
と言っても、過言ではありません。
- 水あめ
- 防腐剤
- 異性化果糖
などが、大量に含まれています。
そんな物を摂り入れ続けていたら、
体は、大きなダメージを
受けてしまうんですよね。
正直、お金も無駄にしてしまいます。
メープルシロップの本来の作り方
メープルシロップは「サトウカエデ」と
いうカエデの樹種から取れます。
カナダのケベック州産が、
全体の7割を占めています。
取れる量は、1本のサトウカエデから
たったの「1L」なんですよね。
- 木に細心の注意を
払いながら穴を空ける - そこから出てきた
樹液を採取する - 樹液を煮詰めて
メープルシロップにする
1L作るのに、大体40L
ぐらいの樹液が必要なんですよね。
1本のサトウカエデから出る
樹液は、40Lから80Lです。
希少だという理由が、分かると思います。
しかも年に1回、たったの
2週間しか採取できません。
ゆっくりと、手間暇掛けて
作られているのが、良く分かります。
なので、カナダ産のメープルシロップは
品質が厳しく管理されているんですよね。
「メープルシロップ生産協会」
という組織があるくらいです。
それにより、組織外で勝手に
販売すると、罰金刑が科せられます。
国が全面的に協力して、味と
品質を守っているんですよね。
多少、値段が高いのも、
仕方無いのかもしれません。
本物のメープルシロップの効能
①ポリフェノールを摂れる
ポリフェノールは「抗酸化物質」です。
ぶどうなんかにも含まれていますよね。
メープルシロップには、それが
「63種類」も含まれています。
- 糖尿病改善
- 肌の老化防止
- 高血圧の改善
などに効果があるんですよね。
②ミネラルが豊富
- 亜鉛
- カルシウム
- マグネシウム
などの、ミネラルが
豊富に含まれています。
特に、カルシウムの含有量は、
なんと、はちみつの40倍です。
現代人に不足しがちなミネラルを、
補ってくれるんですよね。
③血糖値が上がりにくい
メープルシロップは「果糖」の
割合が多いので、ゆるやかに
血糖値が上昇します。
白砂糖とは、全然違うんですよね。
メープルシロップの正しい選び方
①カナダ産の物を買う
カナダ産の物を買うのが、最も安全です。
アメリカ産とかでも良いとは思いますが、
カナダ産か始める方が確実です。
- カナダ
- PRODUCT OF CANADA(英語)
- PRODUIT DU CANADA(フランス語)
この表記があるものを、
購入する様にしてください。
②添加物不使用の物
- 香料
- 水あめ
- 異性化果糖
など、余計な物が入っている場合、
基本的に、品質は悪い物だと考えて下さい。
安いのは利点ですが、あまり美味しく
無いので、お金の無駄です。
③サトウカエデ100%の物を選ぶ
原材料が
- 楓糖液
- カエデ樹液
- メープルシロップ
の物を選んで下さい。
④グレード表記があること
- ゴールデン
- アンバー
- ダーク
- ベリーダーク
の4段階です。
それぞれ風味が違います。
収穫時期が遅くなるほど、
甘さが増すという特徴があります。
4つの表記のいずれかが、記載されている
メープルシロップを購入してください。
メープルシロップの注意事項
赤ちゃんには、与えないでください。
はちみつと違って、10か月を
過ぎると与えることはできます。
ただ、甘みが強いので、
直接なめさせるのはNGです。
そして、大量に与えてはいけません。
食べさせたい場合は、3歳になってから
大さじ1杯から始めるのが良いです。
はちみつは、絶対駄目です。
おすすめのメープルシロップ!
これまでの話をまとめると
- カナダ産の物を買う
- 添加物不使用の物を買う
- サトウカエデ100%の物
- グレード表記がある物
の4つのポイントがありましたよね。
これを踏まえたうえで、おすすめの
メープルシロップを紹介します。
迷ったらとりあえず、
これを購入すれば大丈夫です。
①ゴールデン
淡い色調とデリケートな味わいが
特徴のメープルシロップです。
そのまま食べたり、パンやお菓子に
入れたりと、様々な事に使えます。
②アンバー
美しい琥珀色と味わいが特徴です。
そのまま食べたり、パンやコーヒーに
入れたりと、様々な事に使えます。
ゴールデンより、甘さは増しています。
③ダーク
上の2つよりもメープルの
風味が増しています。
濃厚な味わいがあります。
料理などに最適です。
④ベリーダーク
最も甘い種類の、
メープルシロップです。
カナダでは、加工食品などの甘味材料と
して、使われる事が多いようです。
人によって好みはありますが、アンバーか
ゴールデンがちょうど良いと思います。
はちみつとメープルシロップの違い

- はちみつ
→蜂の巣から採れる蜜 - メープルシロップ
→サトウカエデの樹液
見た目は確かに似ていますが、
基本的には、別の物だと考えてください。
風味が違うので、料理などで
代用する場合には、注意が必要です。
何も考えずに使うと、変な味に
なってしまう事があるんですよね。

また、栄養価も違います。

用途に応じて使い分けるのが、
一番良いと思います。