ショートニングをご存知でしょうか?
Wikipediaによると
ショートニング (shortening) は、主として植物油を原料とした、常温で半固形状(クリーム状)の、食用油脂である。マーガリンから水分と添加物を除いて純度の高い油脂にしたものと考えてよい。パンや焼き菓子の製造などにバターやラードの代用として利用される。無味無臭で、製菓に使用すると、さっくりと焼き上がる。揚げ油に使用すると、衣がパリッと仕上がる。
との事です。
結構、有名ですよね。
便利なので、お菓子やパンに
よく使われています。
そんな、ショートニングですが、
摂り続けると、体に悪影響があります。
- うつ
- 肥満
- 糖尿病
- 心臓病
- アレルギーの発症
などの病気に罹って
しまうんですよね。
というのも、ショートニングには
「トランス脂肪酸」が
含まれているからです。
目次
ショートニングの正体
そもそも、トランス脂肪酸とは何なのか?
トランス脂肪酸は、
一応「油」の一種です。
- 飽和脂肪酸
- 多価不飽和脂肪酸(必須脂肪酸)
- 単価不飽和脂肪酸
- トランス脂肪酸
と、油の種類は4種類あります。
植物油を脱臭の為、高熱処理
したり、水素を加えて硬化油に
する過程で生成されます。
危険な油である為、アメリカでは
2018年に使用が全面規制されました。
構造が、プラスチックに似ているので
「食べるプラスチック」とも
言われているんですよね。
2年間常温で放置しても、
腐らず虫も寄り付かないそうです。
はたして、それは油と
呼べるのでしょうか?
農林水産省も、警告しています。
トランス脂肪酸については、食品からとる必要がないと考えられており、むしろ、とりすぎた場合の健康への悪影響が注目されています。日常的にトランス脂肪酸を多くとりすぎている場合には、少ない場合と比較して心臓病のリスクが高まることが示されています。
トランス脂肪酸を摂り続ける事で、
生活習慣病になってしまうんですよね。
トランス脂肪酸は肝臓に
ダメージを与え、コレステロールを
調整する機能を破壊します。
つまり、マーガリンを使い続ける
事で、肝臓が弱ってしまう訳です。
身近に潜むトランス脂肪酸の罠
ショートニングは、様々な
食品に含まれています。
身の回りに、溢れているんですよね。
- 植物油脂
- ショートニング
などと記載があった場合、
基本的に含まれています。
オイル系
- マーガリン
- マヨネーズ
- コーヒーのクリーム など
お菓子系
- ケーキ
- クッキー
- 菓子パン
- ポテトチップス
- アイスクリーム など
インスタント食品系
- カップそば
- カップラーメン
- インスタントカレー など
外食系
- パイ
- フライドチキン
- フライドポテト など
冷凍食品系
- ピザ
- コロッケ
- から揚げ など
日本では、トランス脂肪酸に
対する規制がありません。
その為、気が付かない内に大量に
摂取してしまっているんですよね。
実際に、上記の食品は、
食べる機会も多い物ばかりです。
完全に防ぐ事は難しいですが、
量を減らす努力は必要です。
WHOは、トランス脂肪酸の摂取量を
- 総摂取エネルギーの1%に
相当する量より少なくする事
を目標としています。
日本で普通の食生活をしていると、
簡単に超えてしまうんですよね。
トランス脂肪酸を避ける3つの方法
①成分表示を見る
日本にはトランス脂肪酸の
表示義務はありません。
- 加工油
- 植物性油脂
- 食用調合油
- ショートニング
この様な記載がある場合には、
トランス脂肪酸が含まれています。
なるべく避けるようにしてください。
②安いお菓子を控える
市販のお菓子は
- 安く
- 大量に
という事をコンセプトに作られています。
なので、スーパーに売られている物は、
健康については度外視なんですよね。
その為、ショートニングの他にも
- 白砂糖
- カラメル色素
- ぶどう糖果糖液糖
の様な、体に悪影響を与える成分が
大量に含まれています。
なるべく控えた方が良いです。
一種の中毒性もあります。
③バターやマーガリンを使用する
ショートニングは、バターもしくは
マーガリンで代用する事が可能です。
確かに、マーガリンには
トランス脂肪酸が含まれています。
しかし、最近は企業努力により
含有量が減少しているんですよね。
その為、マーガリンでも
十分代用可能です。
トランス脂肪酸が少ない物を
選ぶ方法としては
- トランス脂肪酸不使用orフリー
- 硬化油、水素添加油不使用
といった記載が成分表に
ある物を選ぶ様にしてください。
記載が無い物は、特に
気を使われていません。
使用時の注意点
たまに、バターやマーガリンを食べると
下痢になってしまう人がいます。
以下の3点に注意する事で、
その様な事は無くなると思います。
①開封後2週間で食べ切る
実は、開封後2週間を超えると
バターは劣化してしまいます。
なるべく早めに食べきってください。
②冷蔵保存する
- 空気に触れさせる
- 高温の場所に放置する
- 湿気の多い場所で保管する
といった事をしてしまうと、
バターは劣化してしまいます。
カビや雑菌も、発生しやすくなります。
そうなった場合、全体に広がって
いるので、迷わず捨ててください。
③バターナイフの使いまわしはしない
これは、マーガリンにも言える事です。
パンに塗った後のバターナイフには、
必ずと言って良い程、パンくずが
付いているんですよね。
パンくずがついている場所から、
カビが生えて腐ってしまうのです。
使いまわしをする事は、
あまりオススメしません。
最後に
なるべく摂取しない方が良いのは
確かですが、完全に避けるのは難しいです。
※あらゆる食品に含まれている為
しかし
- インスタント食品を控える
- よく口にする物だけでも変える
- 菓子パンやお菓子などを止める
など、量を減らす事は
十分に可能です。
まずは、出来る範囲で始めましょう。
それが、あなたの未来の
健康に繋がります。